木の家の説明と選び方     スズカハウス(福山市工務店)へ     
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木造住宅の工法別特長

1. 日本にあった家
日本の気候は、四季があり温暖だといわれていますが、実は、夏と冬の温度差や湿気があり年中快適とはいえません。快適な暮らしを実現するためには断熱性が良くて湿気の調整機能のできる家が必要だといえます。では、どんな家がいい家だといえるのでしょうか?


   弊社スズカハウスは、
木造をお勧めしています。


2. 木造以外の家は?
木造住宅以外の住宅を建てた方が良い場合もあります。例えば、一部屋を柱なしに30帖以上とる場合や4階建以上の高層の家を建てる場合には重量鉄骨住宅の方が良いでしょう。しかしながら、鉄筋コンクリート(RC)造は、床・壁・天井の断熱が悪く結露に悩まされる家になってしまうので、住宅としては不向きです。(RCは木造の数十倍の重量があり、概して地盤の悪い福山市南部では、地盤に適合しません。よって、無理に建てようとすると基礎を支える補強や大型の杭などの無駄な予算がかかります。)


  ご予算も、鉄骨は木造より 20〜30万円/坪高く、 RCはさらに高くなってしまいます。


3. 木造建築工法
木造住宅を建て方で分けると、軸組工法枠組壁工法(ツーバイフォー)の二つに分類できます。
軸組み工法は、日本の従来の建築工法で、家の構造を柱と梁で支えるものであり、壁式工法は、北米からの輸入工法で、家の構造を壁・床・天井という面で支えるものです。


4. 時代の流れ
従来、日本の住宅は、軸組み工法が常識でした。この工法は、湿気を調整する土壁にすると高温多湿の日本の気候を凌(しの)げる家として重宝されてきたのです。
しかし、近年は、生活スタイルが変わって、室内を冷暖房で快適にするようになったため、高断熱・高気密の家を希望される方が急増しています。そして、昨今の環境問題から、エネルギーロスの少ない性能の良い家を造るという考え方も、徐々に広がってきているために、より高断熱・高気密の家が求められるようになってきています。
ところが、ほとんどの建築会社や工務店は、日本の従来の軸組み工法をベースに、高断熱・高気密の家を造ろうとしているために、現在建築されている多くの家には、見えないところで、壁体内結露という大きな問題が生じているのです。なぜなら、軸組み工法において、隙間をなくすために内壁外壁にボードを打ちつけているわけですが、床と壁の結合部の見えないところにたくさんの隙間が残ってしまい、かえって外壁と内壁の間(壁体内)に室内の湿った空気が出入りをしてしまう構造になっているからです。


5. ツーバイフォーの特徴
ツーバイフォー工法は、軸組み工法とは、構造が全く違います。一階・二階、天井裏・部屋内・壁体内がそれぞれ独立してつながっていないため、元々気密性を高めるのに適した工法なのです。壁体内に部屋の内部で生じた湿気が入り込みません。本来の特性を生かした現代の高断熱・高気密に最適な工法だといえます。さらに、柱や梁のような線で荷重を支えるのではなく、壁や床、天井の面で支えるので、荷重バランスがよく、地震が来ても歪まないために、非常に耐震性に優れた家なのです。


スズカハウス は、
高断熱高気密の家・地震に強い家をご希望の方には
ツーバイフォー工法
という壁式工法をご紹介してお勧めしています。
そして他方、
冷暖房に頼らず、温暖な瀬戸内の気候を生かした自然派の家をご希望の方には、在来軸組で土壁の工法が適しているとご説明させて頂いております。


まずは住宅の工法をご理解頂き、どの工法がご希望の家を造るのにふさわしいのかを、ご検討下さい。
木造ツーバイフォー・木造軸組み他、鉄骨工法も十分な実績を踏まえて、アドバイスをさせて頂きます。

どの工法がご希望に合っているのかは、下記の表を参考にしてみてください。
詳しくは、弊社ショルームにお問合せ下さい。
木造工法分類 ⇒ 軸組工法 2×4(ツーバイフォー)工法
構造の図解説明
木造軸組みパネル工法
(ツーバイフォーより性能は劣る)
工法を選ぶ
ポイント

どんなことを優先に考えた工法か?
・純和風の住宅、もしくは、開口部が大きく壁の少ない家が希望。

・柱や梁の見える家をご希望。

・断熱性より、通気性を重視する。
高断熱・高気密・耐震性を重視する。

・洋風のオシャレな家をご希望の方。

・小屋裏(天井裏)の利用、ロフトを希望の方。
・開口部(窓)を南面ほぼ全面に取りたいが、できるだけ耐震性や断熱性を上げた住宅にしたい。

・軸組み工法で、外壁をサイディングなどのパネルにしたい。


密で、南面全面開口の家や、耐震性に優れた家を建てることは不可能です。
工法説明 日本の気候・風土の中から育まれてきた伝統的な工法で、 在来工法とも呼ばれている。 木材で土台・柱・梁などの軸材を組んで骨組みを構成。荷重を梁と柱でうける工法。柱と柱の間に、土壁で真壁を造ることによって、壁自体が耐力壁とはならない。

設計の自由度が高く、数寄屋造りの純和風住宅に最適。
北米で発達・普及した工法。断面寸法が 2インチ× 4インチの基本材で枠組をつくり、それに構造用合板を張ってパネル化。このパネルを耐力壁として用いることから枠組壁工法ともいう。
洋風様式に適しており、部屋構成も洋室中心となるが、和室も可能。
軸組 工法に、耐力壁としてのパネルを組み合わせ てつくる建て方。軸材と軸材の間に耐力壁の 役割を果たすパネルを張り付けるため、強度は軸組み工法よりは増す。
イメージ図
上図:ツーバイフォー工法  下図:軸組み工法
在来工法にツーバイフォーの面構造を取り入れたような説明は間違いであり、基本的な構造は、軸組み工法(下図)です。
家としての品質に、多くの問題点があります。
特に、中途半端な気密工法になるため、イメージとしての図は、製作不可能だといえます。
メリット ・木材の加工が容易なため、設計の自由度が高く、増改築の対応も容易。

・大きな開口部がとりやすい。
・壁体内結露ができやすい。
 (土壁にすれば大丈夫)
・ 面で支える箱形構造なので、耐震性に優れている。

・比較的大きな一間(36畳位まで)がつくれる。

断熱性能、気密性能を確保するのが容易。
耐火性が高く、同じ木造でも火災保険が大幅に安い。
壁体内結露が防げる
・木造軸組み工法にツーバイフォーの壁式工法をとりいれているので、比較的耐震性に優れている。

・開口部(窓)を大きくとって、通常の軸組み工法よりも、耐震性・断熱性・機密性を高めることができる。

・筋交がないので、断熱材を入れやすい。
・壁体内結露を完全に防ぐことが難しい。
デメリット
筋交があるので断熱材がキチンと入りにくく、また、柱の後で床をつけるので、壁と床の間の気密性が取りにくく高気密・高断熱住宅にするのが困難。

・筋交の点構造なので木痩せしたあと、大きな地震がきたときに建物に歪みがでやすい。
・面で支える構造なので、大きな開口部やコーナー部分の開口部に制限がある。⇒ 補強によって対応は十分できる。

・増改築の際、撤去できる壁が多少制限される。⇒ 但し、補強材を使えば問題ない。
・面によって筋交はなくしたものの、柱を取り付けた後で床板をつけるので、壁と床の間の気密性は完全ではなく、ツーバイフォーほどの高気密・高断熱住宅にすることはできない。
壁体内結露が起こり易い。
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