1. |
計画
換気 |
|
|
機械換気の種類換気の方法には、第一種換気、第二種換気、第三種換気設備の3種類に分類されます。
第一種は、機械同時給排(吸気と排気)
第二種は、給気のみ機械、排気は自然口、
第三種は、、排気のみ機械、給気は自然口。
計画換気としては、第一種が最も優れています。
スズカハウスは、第一種換気で熱交換型換気扇による計画換気をし、かつ、熱は外部に極力逃がさない方式(同時給排気 熱交換型換気扇) を採用しています。
|
|
スズカハウス ホーム |
|
2. |
高断熱・高気密を科学的にチェックするための数値としては、次の通りQ値とC値があります。
この数値は、それぞれの家によって違うので個々で測定をする必要がありますが、建て方によって平均的な数値があります。
|
|
■
Q値
(熱損失係数) |
断熱性能を判断する基準
「Q値 」とは住宅の断熱性能を数値で表したもので、室内温度を1℃暖めたり冷やしたりした空気を、どれだけ外部に逃がさないかを計算したものです。値が小さいほど断熱性が高く、省エネ効果の大きい住宅といえます。省エネルギー基準のQ値
(地域別 広島⇒ピンク)
一
戸
建
て
の
住
宅 |
等
級 |
熱損失係数(単位W/u・K) |
T |
U |
V |
W |
X |
Y |
4 |
1.6 |
1.9 |
2.4 |
2.7 |
2.7 |
3.7 |
3 |
1.8 |
2.7 |
3.3 |
4.2 |
4.6 |
8.1 |
2 |
2.8 |
4.0 |
4.7 |
5.2 |
8.3 |
8.3 |
1 |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
|
|
■
C値
(相当隙間
面積) |
気密性能を判断する基準
気密性は、隙間相当面積 「C値
」と呼ばれる数値で表します。これは床面積1u当たりにつき、どれくらいの隙間があるかということで、数値が小さいほど隙間が少なく、気密性が高いということになります。
従来型の軸組み工法は、9cu/u建なのに対して、ツーバイフォーは、1.2cm/u以下です。
◎ スズカハウス ツーバイフォーは、1cm/u以下
省エネルギー基準のC値
(地域別 広島⇒青)
等
級 |
相当隙間面積
(単位cu/u) |
T |
U |
V |
W |
X |
Y |
4 |
2.0 |
2.0 |
5.0 |
5.0 |
5.0 |
5.0 |
3 |
5.0 |
- |
- |
- |
- |
- |
|
|
|
3. |
断熱材の種類
「断熱材」は文字どおり、熱を遮断する素材のことをいい、住宅では外部に接した壁・床・天井の面全体に入れます。
断熱材は大きく分けてに無機繊維系、発泡プラスチック系、天然素材系の3つに分けられます。どの断熱材も、もとの基材はガラスやプラスチックなのですが、空気やガスを、いかに小さく動かなく固定するかで、熱伝導率が決まります。
|
お勧め度 |
・特性
(熱伝導率kcal/mh℃は、
小さいほど良い) |
A.長 所 |
B.短 所 |
|
△ |
グラス
ウール
(100mm)
|
熱伝導率
0.045w〜0.050w。
ガラスを繊維状にして袋詰めにしたもの。
ガラス密度によって、10k、16k、24k、32kなどがある |
A
・性能の割に安く、燃えにくい。
・白蟻がつきにくい |
B.
・水分を含みやすく、施工によるバラつきがあり隙間ができやすい。
・端の止め方が悪いと断熱機能が低下する(施工の良し悪しが大きく影響)
・時間が経つと、下に落ち壁上部に断熱材が無くなる。
|
|
○ |
ロック
ウール
(100mm)
|
熱伝導率
0.038w〜0.045w
耐熱性に優れた鉱物(玄武岩などを)を高温で溶かしてごく細い繊維状にした断熱材 |
A.
無機質なので燃えず、ガスも発生しない。 |
B.
・防音性能や耐久性にも優れている。
・施工によるバラつきがあり隙間ができやすい。
・端の止め方が悪いと断熱機能が低下する。
・時間が経つと、下に落ち壁上部に断熱材が無くなる。
|
|
× |
硬質
ウレタン
現場発泡
※
断熱性能は
高いが
右記の通り
欠点が
致命的!
|
熱伝導率
0.024w
2液を合わせて現場発泡させるプラスチック発泡体 |
A.
・隙間の無い連続した断熱層を作ることができる。
・断熱性が高い
|
B・
・火に非常に弱い.火災事故に注意。
・火災時に、人命にとっての猛毒ガス シアン化ガスが出て危険。
・分別解体時に分離しにくく環境に良くない
・経年変化が大きい。
・シロアリが入れば食べる場合がある。 |
|
○ |
発砲
ポリ
スチレン
|
・ポリスチレン樹脂に炭化水素や代替フロンなどの発泡剤を加えて押出成形された板
・ダウ加工のスタイロフォームが有名ですが、JSPのミラフォーム、カネカのカネライトフォーム、積水のエスレンフォームがある |
A.
・コストパフォーマンスに優れている吸水性が少ない。
・軽くて加工性、施工性に優れています |
B.燃えやすい。 |
|
〇 |
発砲
ポリ
エチレン
|
(弊社以前の
標準仕様)
熱伝導率
0.036kcal/mh℃
ポリエチレン樹脂に炭化水素や代替フロンなどの
発泡剤を加えて押出成形された板 |
A.
・ホルムアルデヒドなどを放散せず、燃えても有毒ガスが出ない。
・安全性の高い断熱材
・透湿抵抗が大きいので、防湿層を設けなくとも結露対策ができる。
・柔軟性に富んでいるので、様々な形状の製品があり、現場ではすき間なく施工することができます。 |
B.紫外線に当たると多少劣化。 |
|
◎ |
フェノール
樹脂
硬質ウレタンと
同レベル
欠点が
少ない。
(弊社現在の
仕様)
|
・熱伝導率 0.022W/(m・K)以下
・優れた耐熱性と汎用性を併せもつ
・独立気泡構造を持つボード状の断熱建材
・外断熱にも使用可 |
A.
・フロン系ガスを一切使用しない「グリーンガス」での発泡。
火に強い(炎をあてても表面が炭化するだけで、燃え広がることがない。)
・130℃までの使用に耐える耐熱性があり、防火性にも優れてる。
最も優れている。 |
B.比較的値段が少し高い。
※ (瀬戸内海の気候では、ここまで必要ないと弊社SUZUKAは、考えていますが、次世代の家として、2013年から弊社の標準仕様にしました。) |
|
△ |
セルロース
ファイバー
|
熱伝導率
0.040w/(m・K)
天然の木質繊維を利用したバラ状断熱材
|
A.
・優れた断熱性、防音性を発揮
・素材そのものに湿気を吸収したり放出したりする機能がある。
・沈下によって断熱効果が激減する(断熱材ですから沈下して上部に間隙ができたら断熱欠損で効果は下がる)。
|
B.
・防虫のためにホウ素系薬品混入するため健康に注意。
・時間が経つと、下に落ち壁上部に断熱材が無くなる。 |
|
△ |
デコス
ファイバー
|
古新聞を再利用した環境に良い断熱材 |
A.
・調湿性能と遮音、吸音に優れている。 |
B.
・防虫にホウ酸を混合するので、人体にはよくない。
・時間が経つと、下に落ち壁上部に断熱材が無くなる。 |
|
※ |
1.アメリカでは基礎の立ち上がりや外周の部分に、
断熱材を貼っていく方法は禁じられています。
2.アメリカ・ヨーロッパでは、ウレタンは火に非常に弱いため
(爆燃といわれ)、多くの州では使うことが禁止されている
ようです。
|
|
|
|
|