住宅 施工事例
静寂で便利な中心街の平屋 (終の棲家)
福山市中心街≪2025-6月13日現在 室内造作 大工工事中≫
太陽光発電システムのない政府が2030年以降に新築される住宅に対して目指している性能水準の高品質住宅
特徴
一定の省エネルギー性能を備えた住宅を指します。 具体的には、断熱等性能等級5および一次エネルギー消費量等級6の基準を満たす住宅です。再生可能エネルギー(例えば太陽光発電)の導入は必須ではありません。これは、政府が2030年以降に新築される住宅に対して目指している性能水準です。
<ZEH水準の省エネ住宅のメリット>
①費用が抑えられる
ZEH水準の省エネ住宅の大きなポイントは、太陽光発電システムを導入することなく、断熱等性能等級5と一次エネルギー消費量等級6を同時に達成する点です。これにより、ZEH住宅に比べて太陽光発電の導入にかかる追加費用を抑えることができ、その分を他の設備や工事に充てることができます。このメリットにより、ZEH水準の省エネ住宅は費用を効率的に抑えつつ、省エネ性能を高めることができる魅力的な選択肢となります。
②光熱費の削減
高い断熱性や高効率設備を採用することで、日常的に使用するエネルギー量を大幅に削減できます。これにより、光熱費の負担が軽減され、長期的に見て経済的にお得です。また、夏は涼しく、冬は暖かい快適な室内環境が保たれるため、年間を通して快適に過ごせる点も大きなメリットです。
③優遇制度によるお得な特典
現在、ZEH水準の省エネ住宅には、さまざまな優遇制度が適用されています。具体的には以下の特典があります。
◇住宅ローン減税・控除
住宅ローン減税(正式名称:「住宅借入金等特別控除」)は、個人が住宅ローンを利用して一定の条件を満たす場合に、所得税の控除を受けられる制度です。
この制度では、マイホームの新築・取得・増改築を目的として住宅ローンを組んだ場合、年末のローン残高の0.7%を所得税(一部は翌年の住民税)から最大13年間控除できます。
ただし、13年間の控除を受けるためには、いくつかの条件を満たす必要があります。対象となる住宅の基準や所得制限などが設けられているため、制度を利用する際は事前に確認することが重要です。
| 2025-2月 | 2025-3月 | 2025-4月 | 2025-5 |
|---|---|---|---|
| 建築確認申請図面完成 | 地盤調査 調査結果セカンドオピニオン 地盤改良 建築確認申請 | 基礎工事 仮設足場 敷地内上下水道敷設 | 躯体建て方 屋根工事 外部建具工事 内部断熱工事 電気配線工事 |
| 2025-6月 | 2025-7月 | 2025-8月 | |
|---|---|---|---|
| 外壁工事 造作木工事 屋内給排水管 バスユニット設置 | 造作木工事 キッチン据え付け 屋内建具工事 外構工事 | 外構工事 仕上げ工事 かたずけ・清掃 |
地鎮祭
2025-4-6

-
地盤改良工事
2025-3月
表層改良工法は、基礎の下にある軟弱地盤全体を、セメント系固化材を使用して固める地盤改良工法。施工が簡単で短工期であることから、地盤改良費用を抑えることが可能です。さまざまな土質に対応可能ですが、軟弱地盤の範囲があまり深くない(GL-2mまで)場合に採用される工法です。
建物基礎の下にある地表面全体を1~2m程度まで掘り起こし、セメント系固化材を加えて均一にかき混ぜて締め固めて、地盤強化と沈下抑制を図ります。
バックホー(ユンボ)を使用するため、狭小地でも施工でき、さまざまな土質・地盤に適用できます。
地盤状況・攪拌状況を目視で確認できる為、作業効率が高く、工期も短くなり、地盤改良の費用を抑えることができます。 -
基礎工事
2025-4月
ベタ基礎は、建物の荷重をバランスよく地盤に伝えるため地震にも強く、湿気も上がってきません。
ベタ基礎を打つ前に、砕石を敷き詰めて、その上に、防湿シートを敷き、鉄筋を頑強に結線します。
防湿シートは、地盤下から湿気が床下に上がってこないようにするためです。
鉄筋を配し、住宅性能保証機構の鉄筋の配筋検査を受け、立ち上がりのコンクリート基礎の施工に移ります。基礎型枠工事:鉄筋の両側に型枠を組んでコンクリートを流し込みます。基礎の天端は、水平を厳密にしなければなりません。躯体の誤差を出さないようにチェックを欠かさないようにします。 -
躯体木組棟上げ
2025-4月~5月上旬
-
土台組(薬剤注入檜)
-
土台組(薬剤注入檜)※拡大
-
断熱材(フェノール樹脂t45)
-
断熱設置全景
-
構造用合板床材t25
-
雨天対策ブルーシート
-
1階柱設置
-
2階梁-床根太
-
小屋組み1
-
建て方-全景(クレーン吊)
-
建て方全景(道路から)
-
外壁下地材「構造用ハイベストウッド」
軸組工法を高断熱仕様にすると、住宅の断熱性能が向上し、冷暖房効率が良くなります。具体的には、壁や天井に断熱材を充填し、気密性を高めることで、熱の損失を防ぎ、快適な室温を維持します。断熱材の種類や厚さ、気密施工の精度によって、断熱性能は大きく異なります。本邸は、外壁材の下地に「構造用ハイベストウッド」を使用しているので、耐力面材として重要なせん断強さが構造用合板の約2倍というだけはなく、断熱性にも非常に効果を高める仕様です。
※「構造用ハイベストウッド」:壁倍率木造軸組工法2.5倍および4.0倍枠組壁工法3.0倍の大臣認定の構造用面材 -
-
屋根工事
2025-5月中旬
本邸宅の屋根は、下屋根と上屋根の二つに大きく分かれています。上屋根は釉薬瓦、下屋根はガルバニウム鋼板です。
◎釉薬瓦の特徴は、釉薬のガラス質が表面を保護するため、非常に耐久性が高く(耐用年数は通常50年以上)です。 紫外線や雨風にも強く、色褪せや劣化が少ないため、長期間美しい外観を保つことができます。
◎ガルバリウム鋼板屋根は、軽量で耐震性に優れ、錆びにくく、メンテナンスがしやすいという特徴があります。瓦屋根に比べて非常に軽く、地震による建物の揺れを軽減し、耐震性を高めます。また、縦葺き工法であれば、雨水が流れやすく、緩勾配の屋根でも施工できます。欠点としては、金属なので、熱伝導性が高く、夏場は暑くなりやすい傾向があり、大雨の場合には、住居空間に雨音が伝わりやすいということです。
ガルバリウム鋼板と瓦、どちらを選ぶかは、重視するポイントによって異なります。瓦は耐久性と重厚なデザイン性で、ガルバリウム鋼板はシンプルなデザインで、軽さや経済性で優れています。耐久性、デザイン性を重視するなら瓦、軽さ、経済性を重視するならガルバリウム鋼板がおすすめです。
釉薬瓦のデメリットは、 釉薬を施すための材料費や手間がかかるため、他の屋根材に比べて瓦1枚あたりの価格が高くなりがちであることと、重い瓦一枚一枚をステンレスのビスで下地に固定させるので、作業手間が掛かるので工事費(人工数)が嵩むことです。 -
断熱材施工
2025-5月中旬
「断熱材」は文字どおり、熱を遮断する素材のことをいい、住宅では外部に接した壁・床・天井の面全体に入れます。断熱材は大きく分けてに無機繊維系、発泡プラスチック系、天然素材系の3つに分けられます。どの断熱材も、もとの基材はガラスやプラスチックなのですが、空気やガスを、いかに小さく動かなく固定するかで、熱伝導率が決まります。
スズカハウスでは、「フェノール樹脂ボード」の断熱材が最も優れていると判断をし、10年以上も前、比較的価格が高い段階から採用しています。最高レベルの断熱材としては、その他に「硬質ウレタンフォーム(現場発泡)」がありますが、硬質ウレタンフォームには大きな欠点が3つあります。
ウレタンの欠点
①火に非常に弱い.火災事故に注意。火災時に、人命にとっての猛毒ガス シアン化ガスが出て危険
②分別解体時に分離しにくく環境に良くない
③経年変化が大きい(徐々に断熱が弱くなる)
④シロアリが入れば食べる場合がある
以上のように、同レベルの断熱材でも、フェノール樹脂にはない多くの欠点がウレタンにはあります。
お気をつけてお選びください。 -
2025-5月中旬
2025-6月~7月
