住宅 施工事例
土間がある市街地の家
福山市霞町三丁目
施主様 50代のご夫婦とお子様1人、3人家族の住まい。建て替え工事です。シニア世代の生活を考えて、商店街の実家を建て替えて住む計画です。シニア世代が嬉しいほぼ平屋の家です。
特徴
霞商店街の中心道路に面した旧家を建て替える工事です。車の駐車が3台できるスペースを取って、新しい家を道路からセットバックし、平屋で一部だけ 2階建てとします。なるべく 1階で生活が完結できるような間取りとして、2階に予備の寝室と子供部屋を奥側へプランしています。
構造は、モノコック構造の木造ツーバイフォーです。
モノコック構造とは、モノコック構造(モノコックこうぞう)とは、自動車・鉄道車両・ミサイル・一部の航空機などの車体・機体構造の一種で、車体・機体の外板に応力を受け持たせる構造で壁全体で荷重を受け強靭な躯体となります。
従来の木造住宅(柱と梁という線で支える軸組工法)とは考え方が全く違い、ツーバイフォー工法は、剛性の高い床版や壁版などを組んでできる強固な六面体構造の住宅をつくります。 この六面体構造は、地震で発生する縦揺れ・横揺れなどの外力を建物全体で受け止め、荷重を全体に分散させることでねじれや変形を抑えます。隙間のない構造となり、気密性・断熱性だけではなく、ゴキブリなど虫も入りにくいほど隙間のない構造となります。
社長と小中学校が同級生の家を建てることになりました。施主様も元々は建設業界で、別の地元の会社に勤務されていました。高断熱・高気密の高性能の良さ、家と家族を災害から守る強さなど、スズカハウスのツーバイフォーが高品質であることを良くご理解いただき、選んで頂くことができました。
2020年10月-11月 | 2020年12月 | 2021年1月 | 2021年2-3月 |
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モデルハウス見学 プラン提示 | 概算見積り説明 建築設計申込 | 建築請負契約 | 旧邸解体 建築確認申請 地鎮祭 |
2021年3月 | 2021年 4月 | 2021年 5月 | 2021年6月 |
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隣家の補修工事 | 工事着工 地盤改良工事 基礎工事 基礎鉄筋第三者検査 | 躯体建て方 躯体第三者検査 サッシ(窓・ドア)工事 ユニットバス 屋根工事 外壁工事 | 断熱工事 内部木造作(床・壁下地・収納など) 木枠設置 キッチン設置 |
2021年7月 | 2021年8月 | ||
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仕上げ工事 木製ドア クロス工事 設備機器設置 外構工事 | 外構仕上げ工事 完了検査 お引渡し |
地鎮祭
2021年2月吉日
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地盤改良・基礎工事
2021年4月
「スウェーデン式サウンディング試験」という地盤調査を行い、地盤調査を行います。
この試験では先端がスクリュー状になっている鉄の棒を地面に立て、その上に重りを乗せながら地面にねじ込んで、25cm貫入する重さを調べるというもの。
重りの重さを変えながら、回転数を記録して地盤の強度N値を算出し、数字が大きければ大きいほど強度が高いことの証明となります。地盤調査の結果、深度深くの地盤は十分強く安定していましたが、1-2mの表土が多少弱い箇所があったため、基礎工事の前に表土の地盤改良工事をおこないました。所定の高さまで表土を取り除き、石灰粉と土を混合して地盤自体を固める作業を行います。 -
躯体建て方
2021年5月上旬
ツーバイフォー工法では、分かりやすく規格化された構造用製材を使用します。それぞれの構造用製材はJAS規格によって厳しく品質がチェックされ、使用する箇所ごとに製材品の規格なども細かく定められています。
ツーバイフォー工法は、構造材やくぎ・金物のサイズ・使用方法・使用箇所から施工の手順まできめ細かく規定され、住宅金融支援機構などでマニュアル化されているため、施工者の技量に左右されることなく、どの住宅にも均一な高品質と高性能を実現します。
ツーバイフォー工法は、軸組み工法とは、構造が全く違います。一階・二階、天井裏・部屋内・壁体内がそれぞれ独立してつながっておらず、本質的に気密性を高めるのに適した工法なのです。元々大壁で壁体内に部屋の内部で生じた湿気が入り込みません。ツーバイフォー工法は、本来の特性を生かした現代の高断熱・高気密に最適な工法だといえます。 -
屋根工事
2021年5月中旬
屋根の下地の防水フェルトは、経年変化が少ないポリエチレン素材で高い防水性を持った防水素材です。
厚くても柔軟性があり耐久性も抜群です。防水シートは瓦の下に隠れてしまい見えない部分ですが、最高の性能と品質で住宅を雨漏りから守ります。
屋根の釉薬瓦は、瓦の形にした粘土にうわぐすりをかけて焼成した瓦で、「陶器瓦」ともいわれます。 瓦の表面にガラス質の釉薬層が形成されるため、耐水性があり、無釉薬瓦に比べて防水性、耐久性に優れています。太陽光エネルギー反射性能をみると、板金屋根材や化粧スレート屋根材と比べて5倍以上の反射性能があり熱を跳ね返すので、屋内に熱を伝えにくい建材です。水が浸透せず長い年月が経ってもそのまま美しい状態を保てるため塗装によるメンテナンスが不要です。
形やサイズは長年のスタンダードなので、いざというときの取り換えがし易いというメリットもあります。 -
断熱・防音工事
2021年5月中旬
壁・天井(屋祢下)に断熱材を隙間なく入れます。部屋内から壁に湿気が入らないように、テープで隙間がないようにします。断熱材は、万が一の湿気にも強いボード(旭化成のフェノール樹脂ボード ネオマフォーム t=60mm)を使用しています。
スズカハウスの断熱材は、フェノール樹脂です。フェノール樹脂は、断熱材の中では最も熱伝導率が低く、ウレタンよりも高い断熱性能で、グラスウールと比べると2倍の高性能です。吸水率も低いため、グラスウールのように湿気や水分を含んで収縮することもありません。また、熱硬化型の樹脂なので火災にも比較的強い断熱材です。
1階天井には、2階からの音を防ぐための、防音材としてロックウールを使用しています。ロックウールは断熱材としての機能も備えています。