施工事例

住宅 施工事例

自然を感じる春日の家

福山市春日町

燦燦と陽を受け自然に恵まれた丘に建つ、微風を感じる快適高断熱高気密住宅

特徴

南斜面の緩やかな丘に建つ家。周囲に高い建物もなく、南向きで陽当たりの良い自然に恵まれた場所に、広い庭と駐車場を配置しました。
玄関から入ると、吹き抜けのリビングがあり、その奥にはキッチン・ダイニングが広々と続き、家族の居心地の良いスペースとなっています。リビングの吹き抜け2階は、回廊となっており広い空間が上から包み込むように2階窓からの明かりを注ぎこんでいます。
収納も多い便利な家で、洗濯の物干しも室内に設置されています。
最高品質のフェノール樹脂断熱材で6面をしっかりと断熱してあるので、夏は涼しく冬は暖かく、冷暖房の熱効率の最高に優れた家となっています。

2019年11月に、モデルハウスのご見学に来場されました。土地探しに2カ月間ほどかけて、ご希望に近い土地を見つけることができました。その間並行して、家のご説明や間取りの打合せを数回させて頂きました。弊社の女性一級建築士と奥様が中心で打合せを繰り返した後、ご契約をして頂き、土地の造成が完了した後、建築工事に着工致しました。

完成写真

2020年 5月2020年 6月2020年 7月2020年 8月
やり方
(建物配置と高さ)
杭工事
基礎工事
床断熱工事
建て方(躯体)
屋根工事・サッシ工事
配線・配管工事
外壁工事・
ユニットバス設置
内部造作工事(天井・内壁・床・窓枠など)
配線・配管工事
断熱工事
2020年 9月2020年 10月2020年 11月 
内部造作工事
(天井・内壁・床・窓枠など)キッチン取付
内装工事・器具取付
内部造作工事(階段・押入れ収納など)
階段・押入れ収納など)
外構工事
  • 地盤補強

    2020年6月

    • 建て方・杭芯出し

    • 柱状改良(掘り込み)

    • 柱状改良完了

    柱状改良工事(深層地盤改良)
    地盤内に固化材スラリー(セメント系固化材と水を練り混ぜた液体)を注入しながら、機械で掘削・撹拌し、円柱状の改良体(コラム)を形成する地盤改良工法です。
    SS(スウェーデン式サウンディング試験)地盤調査を家の角 4箇所と中央部分の5箇所行って、地耐力のデータを基に、予定通りに深層地盤改良(セミパイル)による地盤補強を行いました。径 40cmの大きさを 3~4mの深さで行いました。

  • 基礎工事

    2020年6~ 7月

    • 基礎砕石

    • 防湿シート

    • 基礎鉄筋

    • 鉄筋寸法検査

    • 基礎コンクリート打設

    • コンクリート養生

    • 基礎寸法検査

    • 基礎完成全景

    基礎工事は、天候の様子を伺いながら、工程を臨機応変かつ慎重に組みます。
    防湿シートを敷き、
    土間の鉄筋を浮かせて敷いて、生コンクリートコンクリートを均しながら打ちます。

    鉄筋は、厚みの中央に入って、コンクリートの中心にくるように配置をしておくことが大切です。いわゆるかぶり厚がないと鉄筋コンクリートの強度がでないからです。
    配筋(鉄筋を並べること)完了後、社内検査、および第三者検査機関の検査を受けます。第三者検査機関の検査は、住宅瑕疵担保保証の保険を受けるために必要です。
    コンクリートを打ち終えたら、コンクリートが硬化するまでそのままで養生をします。
    保湿状態での打設が一番強固に固まります。

  • 躯体建て方

    2020年 7月

    • 先行足場

    • 土台取付

    • 床下断熱

    • 躯体(1階壁立上げ)

    • 躯体(2階壁立上げ)

    • 小屋組

    • ホールダウン金物

    • ハリケーン帯

    • 根太補強金物

    • 屋根下地

    • 小屋束(金物固定)

    ツーバイフォーは、基礎⇒1階床⇒1階壁⇒2階床⇒2階壁⇒屋根というふうに下から順次上に完成させていきます。壁・床は、頑強に金物やボルト・釘で、接合されるので、横からの力に対しても、在来工法の2.5倍以上も強いといわれています。
    ツーバイフォーで使う木の容積合計は、在来工法の1.5倍にもなります。
    ツーバイフォー工法では、接合部に専用のくぎや接合金物(Cマーク金物など)を使用します。くぎはサイズ別にカラーリングが施されています。これは一度打ち込んでしまうと確認の難しいくぎを、くぎ頭の色により確実にチェックできるように考えられたものです。
    メッキ処理された釘を要所には使い、建物の耐久性向上につながってきています。
    接合金物は接合部に発生する応力を有効に伝達するために、品質及び性能が特に強いどぶ付け亜鉛メッキの半永久強度の物を使います。

  • 屋根工事

    2020年 7月

    • 防水シート(フェルト)

    • 瓦桟木

    • 下屋根水切り

    • 瓦敷

    屋根の下地は、構造用合板を用い、その上に防水のフェルトシートを設置して、防水フェルト下地に瓦桟を取付、瓦を一枚づつステンレスのビスで取り付けました。

    洋瓦の焼成瓦です。
    耐水性・耐震性・断熱性にすぐれ長期にわたって品質や色が衰えません。

  • 外壁工事

    2020年 7~8月

    • 防湿防水通気シート

    • ダクト廻り防水処理

    • 通気見切り(壁・軒裏)

    • サイディング

    • 外壁全景

    外壁は、通気工法のサイディング仕上げです。左図は、サイディング下地の防水透湿シートです。このシートは、外からの水と湿気が内に入るのをシャットアウトし、中から外への湿気は、通過できるという優れものです。サイディング下の通気層は、構造体と外壁材の間に通気層という流通空気層をつくり、負圧にして下地防水シート内の滞留した湿気を空気層に放出する仕組みになっています。
    さらに室内側も気密を施工すると壁体内結露を防げます。

  • 断熱材施工(壁・天井)

    2020年 8月

    • 天井断熱(ネオマフォーム t=60mm)

    • 壁断熱

    • 壁断熱2

    • 1階天井(防音ロックウール)

    内部造作工事は、大工さんが断熱材を壁や天井にいれることからはじまり、内壁の石膏ボード貼りや床のフローリング、建具の枠取付、押入れやクローゼットの棚、カウンターや手摺の取り付けなどを行います。

    壁・天井(屋祢下)に断熱材を隙間なく入れます。部屋内から壁に湿気が入らないように、テープで隙間がないようにします。断熱材は、万が一の湿気にも強いボード(旭化成のフェノール樹脂ボード t=60)を使用し防湿シートを入れています。フェノール樹脂ボードは、火事の時にも延焼しにくく水にも強く、形状が安定しています。1階天井には、ロックウール防音材をいれます。

  • 配線・配管工事

    2020年 8月

    • 配線工事

    • 配線工事2

    • キッチン換気ダクト

    配線においては、後から配線もできるように、空のホース上の配管(写真:オレンジ色)を入れておきます。特に、通信・インターネット配線などで利用します。
    換気ダクトは、結露防止を施して設置します。

施工事例一覧へ戻る